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P2Pを狙う「海賊行為反対ワーム」

Nopir-Bワームは感染したシステム上のMP3ファイルを削除しようとする。

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 英セキュリティ企業Sophosは4月21日、P2Pネットワークを標的とする「W32/Nopir-B」ワームを発見したと報告した。

 このワームはフランスで発生したと見られ、商用DVDをコピーするためのユーティリティを装ってP2Pファイル交換ネットワークを介して広がっている。Windowsプラットフォームに感染し、感染したコンピュータ上に海賊行為反対を唱える画像を表示し、すべてのMP3ファイルとCOMファイルを削除し、レジストリツールなどのシステムユーティリティを無効にしようとする。


Nopir-Bが表示する画像

 Sophosはこのワームの感染報告は少ないとしつつも、ユーザーにウイルス対策ソフトを更新するよう勧めている。

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