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USBメモリを挿入するだけでLinuxシンクライアント環境に〜NTTコムウェアとノベル

NTTコムウェアとノベルは、PCにUSBメモリ型のデバイスを挿入するだけでシンクライアント環境を実現できる「USB-Linuxシン・クライアント」を発表した。

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 NTTコムウェアとノベルは5月16日、PCにUSBメモリ型のデバイスを挿入するだけでシンクライアント環境を実現できる「USB-Linuxシン・クライアント」を発表した。8月の商品化と販売開始を目指す。

 「Novell SUSE LINUX」とWebブラウザなどのアプリケーションを搭載したブータブルUSBを利用する。このデバイスをPCのUSB端子に挿入すると、Linuxが起動してシンクライアント状態が実現する。

 ブータブルUSBは読み込み専用で、シンクライアント状態になったPCではHDDやそのほかの記憶装置へのアクセスが禁止され、顧客情報などの機密データをクライアントPCに保存できなくなるほか、外部メモリによる持ち出しができなくなる。Linuxを終了し、ブータブルUSBを外せば、通常のデスクトップPC状態に戻るという。

 既存のPCをそのまま利用できるため、専用のシンクライアント端末を新規に購入する必要がない。また、操作感がWindowsに近いNovell SUSE LINUXを利用することで特別なトレーニングを必要とせずに、スムーズにシンクライアント環境へ移行できるとしている。

 6月1日〜3日に東京ビッグサイトで開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo 2005」でプロトタイプを展示する予定だ。

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