日本シーベルは5月19日、新たなSiebel CRM OnDemandビジネスを日本市場で展開するための包括的な戦略を発表した。Siebel CRM OnDemandは、導入現場でのハードウェアやソフトウェアの追加購入、メンテナンス、アップグレード、または、保守費用の追加なく使用できる。salesforce.comで知られるASP型CRM市場に進出することになる。
Siebel CRM OnDemandは、リアルタイム分析、時系列分析、高度なコンタクトセンター機能、幅広い業種別ソリューションなどのユニークな機能を提供するもので、本年度中のリリースが予定されている。
同サービスは、ASPのサービスとして全く独立して利用できるだけでなく、同社が提供する従来型のCRM製品とデータ連携するハイブリッド型の導入も可能にする。
ハイブリッド型では、従来の自社内のサーバに導入するタイプのSiebel Enterprise CRMアプリケーションのユーザーと、ASPサービスとして利用するSiebel CRM OnDemandのユーザーの間でのデータ連携によって、同じ顧客情報にアクセスし、情報の共有化を図ることができる。
企業は、新規案件や顧客情報を、グループ企業などを含む拡張的なビジネス環境の中で、スムーズに共有、交換しあうことができるようになり、統合的な売上予測やサービス依頼を協力会社などを含めて、素早くトラッキングできるようになるとしている。
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