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SEが木を見て森を見て本質を見抜くために現場から見るSEの「地力」(5/5 ページ)

システムとビジネスを一体化させるにはやはりコツがある。実現のためのヒントを紹介する。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)

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組織にとらわれず

 こういった流れで、図に示すように、まずビジネスの全体像をつかむ。この段階では、個別の業務や組織に、とらわれないように注意しなければならない。特に組織に引きずられては駄目だ。組織は本質的に、自己目的化しやすく、最適化されていないことが多いからである。

 また、ビジネスモデルの理解の上では、多角的、多面的に物事を捉えるための視点が重要になる。いかにさまざま違った角度や立場から、物事を見て、考えることができるか、ということである。

 たとえば、ビジネスの理解においては、各ステークホルダー(利害関係者)の立場で見ることが助けになる。企業内の社員、管理職、経営者、アルバイト、お客様、取引先、株主などなど、ステークホルダーは非常に多岐に渡るはずである。おのおのの立場でビジネスを見ることができれば、いままで見えなかったことが見えてくることも多く、理解の助けになる。

 少し長くなってしまったので、データ体系図の説明は、次回に譲ることにしよう。今回の復習として、自社(複数の事業を行っている場合は、事業単位)のビジネスモデルを定義し、主要なプロセスを書き出すことをお勧めする。

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杉山 正二

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