特集
SEが心得るべきB2Bミドルウェアのこれから:ミドルウェアがシステムの品質を決める(8/9 ページ)
今回はB2Bミドルウェアの国内での流れと、そこで求められる具体的な機能について話してみたい。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
システム連携機能
他のミドルウェアや異なるタイプのシステムと連携し、アプリケーション間のデータをシームレスにつなぐ機能。B2Bでは、多くのシステムをデータが通過して業務が成立する。そのためにはシステム間を柔軟に連携させる機能が重要な役割を持つ。
1.ERP連携
- SAP R/3、OracleEBSなどのERPと直接データをやり取りする。
2.RDB連携
- Oracle、DB2、SQLserverなどのRDBと直接データをやり取りする。
3.MQ・JCA(J2EE Connector Architecture)連携
- MQやJCAを通して他システムとデータの送受信を行う。
4.APIの提供
・ | アプリケーションから当該ミドルウェアをコントロールできるようAPIを提供する。 |
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5.メインフレーム連携
- メインフレームはオープン系のシステムとはなかなか連携しにくい。そこを、アダプター経由でメインフレームにあるデータと連携できれば、一層シームレスな環境を構築できる。
6.WebEDI連携
- 同じEDIでもファイル転送型EDIとWebEDIは一般的に別運用されている。しかし、取引の流れとしては、共通であるべきものだ。これらを統合して管理できる機能があれば、システムはまさにシームレスになる。
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