ソフトバンクBBは5月24日、「Yahoo!BB」の出張設置サポート業務の委託先が、顧客情報を業務外で流用していたことが分かったと発表した。ソフトバンクBBは「お客と関係者に大変迷惑をおかけしました」と謝罪した。
同社によると、業務外利用していたのは、東証マザーズ上場のPCサポート派遣業・スリープロに登録していた元委託スタッフ。出張設置サポート「はじめてYahoo!BB」で得た大阪府内の顧客情報をもとに、元スタッフが個人で営むPCサポートサービスのダイレクトメールを発送したという。流用は2004年2月から今年4月まで、最大で198件だとしている。
ダイレクトメールを受けたユーザーから申し出があり、ソフトバンクBBが調べたところ、流用が分かった。
スリープロ、元スタッフとも同社と個人情報を厳格に取り扱うよう求めた誓約書を交わしていた。再発防止策として、スタッフ全員と誓約書を再度交わし、業務完了後は個人情報破棄証明書の提出を義務付けたり、スタッフの採用基準の見直しを進める。
スリープロへの業務委託は停止し、今後解除する予定。スリープロと同スタッフへの損害賠償訴訟を起こすことも検討している。
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