特集
エンジニアであると同時にビジネスパーソンたれ:一歩先を行くSEの「頭の使い方」(4/4 ページ)
一歩先を行くSEの「頭の使い方」を考える。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
PCの画面ではなく人に向かって仕事せよ
PCに向かって仕事をするのではなく、人に向かって仕事をすることである。
具体的には、システム開発のより上流工程において、顧客接点で部下を持って仕事をするポジションをとることである。それには、エンジニアであることに加えて、「ビジネスパーソン」としての基礎スキルが必要になる。
ビジネスパーソンの基礎スキルは実に幅広いが、SEが基本中の基本として身につけておきたい思考技術を3つ選べといわれたら、以下を挙げる。
- 顧客や部下と効果的なコミュニケーションをするための「論理的思考力」
- 新商品の開発や、チーム内の問題解決に必要な「発想力」
- そして顧客とともに考え、スピーディな合意形成を測るための「会議力」。
これら3つのスキルは、いわば仕事の「OS」にあたる部分である。技術の知識を「アプリケーション」にたとえると、アプリケーションを効果的に動かすためには、まずは高度かつ安定的なOSを身につける必要がある。基本的な思考技術を身につけることで、技術の知識もますます生きてくるだろう。
それに、思考技術は、一度身につければ陳腐化するリスクがない。「論理学」は2400年前のアリストテレスの時代から、その基本部分は変わらない。
これから3回にわたって、3つの思考技術についてご紹介していく。「一歩先行くSE」として勝ち組に入ることを目指す方、ぜひご一読いただきたい。
次回は「論理的思考力」を取り上げることにする。
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山崎 将志
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