ソースネクスト、コモディティ化戦略をOSにまで拡大
ソースネクストはコモディティ化戦略をOSにまで拡大、ターボリナックスのTurbo 10DベースのLinux OSを2製品発売する。価格は1980円から。
ソースネクストは6月21日、同社がコモディティ化戦略として展開している「Quality1980」シリーズに、ターボリナックスの「Turbolinux 10 Desktop」ベースの「Turbolinux Personal」、「Turbolinux Multimedia」を追加、8月5日から販売開始することを発表した。
「Turbolinux Personal」は、「Turbolinux 10 Desktop」から商用ソフトウェアや開発環境などを省いたもの。日本語入力環境はCanna、Flash PlayerやRealPlayerなどは付属しない。CDは1枚で、インストールサポートとして30日間1インシデントが付属する。
「Turbolinux Multimedia」はFlash PlayerやRealPlayerなどが付属するほか、Turbo Media Playerなども付属する。こちらはCD2枚構成。Turbolinux Homeのみに含まれていたデジタルカメラからの取り込みソフトも含まれている。
価格はPersonalが1980円、Multimediaが3970円。同社が販売するStarSuite 7やJDeveloperのように1年間ごとにライセンスの更新は必要ない。また、パッチなどはTurbolinux 10 Desktopに準拠したものがターボリナックスから提供される。
同社では今後、全方位でコモディティ化戦略を推進する予定で、Linuxプラットフォームに関しては、2008年3月までに「特打」など50タイトルを展開、初年度の年間販売目標を10万本とし、デスクトップOSのシェアを現在の7%程度から26%程度まで引き上げることを狙っている。
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