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Linuxカーネルのアップデートリリース

Linuxカーネルの今回のアップデートはソースコード管理システムを切り替えて以降、初のリリースとなるが、TPMのサポートほか、多くのドライバに重要な変更が施されている。(IDG)

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 リーナス・トーバルズ氏がLinuxカーネル2.6.12をリリースした。Trusted Platform Modules(TPM)のサポートが盛り込まれたほか、多くのドライバに重要な変更が施されている。

 今回のアップデートは約3カ月前にリリースされたバージョン2.6.11に続くもの。トーバルズ氏がカーネルのソースコード管理システムを切り替えて以降、初のリリースとなる。

 IBMのノートPCなどに使われているTPMチップのドライバも導入された。TPMは、パスワードといった重要データをハード面で保護するもの。今回のドライバではNational SemiconductorとAtmelのTPMデバイスをサポートしている。

 IPv6、SELinux、Software Suspend機能、デバイスマッパーも強化された。アドレススペースランダム化という機能は、ウイルスの効力を食い止める一助となるもの。DVB、USB、ネットワーク、サウンドチップなどのドライバ多数もアップデートされ、CIFS、JFS、XFSファイルシステムは修正された。

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