デル、大量のサーバを導入する環境向けにAltirisベースの管理ツールを提供
デルは、大量のサーバを導入するデータセンターなどを対象に、PowerEdgeシリーズに最適化されたサーバ管理ツール、2製品の提供を開始した。
デルは6月22日、同社のサーバ「PowerEdge」シリーズに最適化されたサーバ管理ツール「Altiris Deployment Solution for Dell Servers」と「Altiris Patch Management for Dell Servers」の提供を開始した。
デルは既に、リモートからのサーバ監視/運用を支援するシステム管理ソフトとして「Dell OpenManage」を標準で提供するほか、オプションとしてネットワーク上のハードウェアを管理する「DRAC(Dell Remote Access Controller)」を提供している。今回提供が開始される2つのツールは、大量のサーバを運用するデータセンターなどの環境で、導入/設定やソフトウェア配布を実現するためのツールで、資産管理ツールを提供するAltirisとの協力のもと提供される。
Altiris Deployment Solution for Dell Serversは、一度に大量のサーバを導入する際の作業を支援するツールだ。OSだけでなくアプリケーションの導入までをワンクリックで行えるほか、BIOSやRAIDといったハードウェア関連の設定も可能。デルによると、このツールを活用することでサーバ導入に要する時間を90%削減できるという。
もう1つのAltiris Patch Management for Dell Serversは、ソフトウェアやパッチ、ドライバなどのアップデートを支援するツールだ。必要なソフトウェアの自動検索/配布からインストールまでをサポートする。
価格は、Altiris Deployment Solution for Dell Serversがサーバ1台当たり1万7600円、Altiris Patch Management for Dell Serversは5200円。デルではブレードサーバ用のライセンスパックを用意するほか、デル・プロフェッショナル・サービス事業部が展開するコンサルティングサービスの中でも組み合わせて提供していく。
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