Google検索の秘訣――第6回 すぐに加工できるデータを集めたい:できるSEは知っている:
Googleが検索できるのはHTMLファイルだけではありません。第6回目は、HTML以外のファイルを検索する秘訣です。用途に応じて最適なファイル種別を指定してくだい。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
ファイルの種類を指定する
ファイルの種類を指定して検索対象を絞ることができます。このような場合に利用するのが「filetype:」コマンドです。このコマンドは、ファイルの拡張子を続けることによって、そのファイル種別だけに限った検索をすることができます。「filetype:」コマンドの代わりに「ext:」コマンドを使っても、同様の結果が得られます。
.html や .htm 以外にGoogleで検索対象とすることができる拡張子には次のようなものがあります。それぞれ、検索結果の横には[]が表示され、どのアプリケーションのファイルが検索されたかがわかるようになっています。
- pdf → [PDF] PDFファイル
- xls → [XLS] Excelブックファイル
- doc → [DOC] Wordドキュメントファイル
- ppt → [PPT] PowerPointプレゼンテーションファイル
- swf → [FLASH] FLASHムービーファイル
検索例をみてみましょう。
すぐに書き込める履歴書が欲しい。
ファイルタイプを指定しないと、履歴書の書き方を説明したWebページもヒットしてしまいます。すぐに書き込みたいのであれば、PDFファイルでもダメです。この場合は、Wordのファイルが望むものでしょう。検索結果をみると、[DOC]と横に表示され、ワードが検索対象となったことが確かめられます。
ブロードバンドの統計についてすぐに加工できるようなデータが欲しい。
表やグラフなどですぐに加工できるものがほしいのであれば、Excelのファイルで入手するのが近道です。
ライブドアの決算書が欲しい。
決算書の類はPDFファイル形式で公開されていることが多いです。
インターネットをテーマにしたFLASHのファイルを調べたい。
FLASHムービーも検索することができます。拡張子は swf であることに注意してください。検索結果をみると、[FLASH]と横に表示されます。
それぞれの拡張子のファイルが、どのような用途で使われることが多いかをイメージして、検索に生かしてください。
「filetype:」コマンドを使った検索は、「ファイルタイプ指定検索」と呼ばれています。これは、Googleの検索オプション画面では、「ファイルタイプ」の検索オプションに相当します。
この記事は、メルマガ「3分でわかるネット検索のお作法」の内容を新たに加筆して掲載しています。
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江川雅志(知識工房)
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