Open Source Region Stuttgart――15秒で試すLinux:「あなたの知らないオープンソース・ソフトウェア」
この世にはさまざまなオープンソース・ソフトウェアが存在する。しかし、世に知られていないものも多い。そこで夏休み特別企画として、さまざまな分野の特選オープンソース・ソフトウェアを紹介しよう。
初めにお断りしておくが、今回紹介するのはオープンソース・ソフトウェアではない。見た目はオープンソースだが、その前提として企業向けに販売されているソフトウェアを利用している。だが、使用する分には課金はないこと、そしてこれまでになく感動を覚えたのでご紹介したい。
Linuxを試してみたいと思っても、おっくうに感じてしまう人が多い。インストールの手間はおろか、CDブートのLinuxの再起動すら面倒に感じてしまう。cygwinのようなWindowsへのインストールも面倒……そんな面倒くさがりな人達に朗報だ、ぜひやってみて欲しい。
ここで紹介するのはOpen Source Region Stuttgartでダウンロード可能なLinuxだ。Webサイトにいって、「Open Source Demo Center」-「START Linux」とリンクをたどっていくと、exeファイルをダウンロードできる。こちらを起動するとLinuxが立ち上がるのだ。実行に際して管理者権限も不要だ。
といってもサーバ側(恐らくドイツにある)でOSを立ち上げているので、クライアント側にはその描写に関する情報だけ送られてくる。VNCやXサーバに近いと言えるだろう。クライアント側からは入力、マウスの位置情報が送られる。
そしてKDEが立ち上がったら、そこはLinuxの世界だ。OpenOffice1.1、FireFox、Thunderbirdなどが試せる。
残念ながら保存はできても、次に立ち上げると消えてしまう。印刷もできない(スクリーンショットをWindowsのプリンタへ送る事はできる)。しかし試すには非常に良いソフトウェアだ。
なお、この機能はSecure Global Desktopと言うソフトウェアで実現されている(ダウンロードファイルを解凍すれば分かる)。オープンソース・ソフトウェアなのは、サーバ側のアプリケーションなのでご注意されたい。
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