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Visual Basic 6.0ユーザーはVisual Basic 2005に移行せよ(4/4 ページ)

Visual Basicによるアプリケーション開発の現場では、いまだに旧バージョンを利用しているところも多いと聞く。なぜ、最新バージョンへの移行が行われていないのだろうか。その理由を考えてみる。

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今すぐ移行しよう

 VB 6ユーザーがVB .NETへの敷居が高いと感じているなら、VB 2005への移行がベストだろう。特にVB 6のコードをVB .NETにアップグレードするVisual Basicアップグレードウィザードが、VB 2005になってからCOM+やMTSコンポーネントに対応したり、Myへ置き換えるように変更されるなど、よりVB 6からのアップグレード度合いが高まっているからだ。VB .NET2003までのアップグレードウィザードで変換したコードは、手を入れなければならない部分がとても多かったが、VB 2005からはその割合が格段に減った。

 例えば、VB 6でクリップボードをアクセスしていた場合、Clipboard.SetText〜などとしていた部分があったとする。VB .NET2003のアップグレードウィザードでは、変換されずにそのままになっていたため、手動で変換しなければならなかった。しかしVB 2005のアップグレードウィザードでは、My.Computer.Clipboard.SetText()に自動的に変換してくれる。

 ともあれ、VB 2005への移行は年末の製品出荷まで待つ必要はまったくない。マイクロソフトではベータ2をすでにリリースしており、Webサイトからのダウンロードなど、さまざまな方法で入手可能となっている。さらに、Visual Studio 2005 Beta 2、およびその関連製品で作成したアプリケーションを実際の稼働環境に配布するためのライセンスであるGo-Liveライセンスが簡単な手続きで取得できるため、ベータ版を使って実際の開発をこの現時点から行うことも可能となっている。

 VB 6からVB .NETへ移行できなかった開発者は、VB 2005に移行することで、VB .NETを開発ベースとすることを真剣に考慮すべき時が来たのだ。

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