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地味だが忘れてはならないデータ品質の重要性特集:データ経営でビジネスを制す(4/5 ページ)

コンピュータがデータを扱うものである以上、データ品質の問題が重要であるのは当然。未来永劫変わらないだろう。だが、データ品質を「取るに足らない問題」と考える向きもあるようだ。(特集:データ経営でビジネスを制す)

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データ品質ファイアーウォールの構築を

 データ品質向上のために重要なもうひとつのポイントは、可能な限り入力に近い時点でデータをチェックし、データの品質を高める方策を採ることだ。いったん誤ったデータがデータベースに入力されてしまえば、それを後から検出して排除するのは困難になる。特に、大規模な企業では複数のシステムが複雑なデータ連携を行っていることが多いので、いったん不正なデータが入力されれば、それはあたかもウィルスのように企業内の様々なデータベースに伝播していくリスクが高い。

 もちろん、データの初期入力だけではなく、さまざまな箇所で不正データをチェックする必要がある。これはあたかもウィルスの被害を防ぐためのファイアーウォールのようなものだ。社外ネットワークとの接続部にファイアーウォールをおくのは当然だが、ウィルスの脅威の高まりにより、最近では各パソコンにもパーソナル・ファイアーウォールを機能を用意することが常識化しつつある。

 データのチェック機能も同様であり、最初の入力部分を重視するのは当然として、他のさまざまな場所でもチェックを行うが必要があるということだ。

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