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データ活用で盤石の経営基盤をつくるための最新手法特集:データ経営でビジネスを制す(4/4 ページ)

企業における情報活用の必要性に焦点が当たったのがEIS(Executive Information System)だった。しかし、結果として、埃をかぶった「役員専用端末」が増えるだけだった。(特集:データ経営でビジネスを制す)

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PDCAを包括するCPMソリューション

 先に述べた販売や物流の世界では、管理すべき指標は最終的には売上高や出荷量のとどまる場合も多いが、経営全体を考える「業績管理」と言う場合、(営業)利益、事業価値が評価基準となり計画対比の差異分析に耐え得る要因が説明できるデータとそしてその先がどうなるのかという将来予測に資するデータの供出が必要となる。

 特に最近は、バランス・スコアカードに代表されるように、単に利益だけを評価基準するのでなく顧客や業務の視点からも「業績管理」を行おうという概念が普及している。私の最近の立場では、これらにさらにリスクマネジメント(あるいは内部統制)を加えた企業経営の「裏と表」を評価し、進むべき方向を定めていくことが真のPDCAと考えており、そのための概念、手法そしてIT環境をトータルしてパフォーマンスマネジメントと呼んでいる。


図1 業績管理の全体像

 本稿では、次回以降、企業の業績管理のPDCAとはどういうものか、導入事例やコンセプトを支えるIT環境などについてベリングポイントのコンサルタントによる解説をご覧頂く。

(1) Gartner Research Note "Corporate Performance Management: BI Collides With ERP" Lee Geishecker, Nigel Rayner, 17 December 2001, GJ02153

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秦 久朗(はた ひさあき)

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