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ACミランも和菓子屋も「想い」への一心でデータ分析特集:データ経営でビジネスを制す(3/3 ページ)

前回からCPMについて経営コンサルタントの視点から解説している。今回は、CPMの基本となる経営管理のPDCAについて考えてみたい。(特集:データ経営でビジネスを制す)

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ACミランの場合

 和の職人の世界とコンピュータ科学の融合は面白い。イタリア・セリエAのACミランは、数年前、選手の筋肉や関節に生じる怪我を予測分析するプロジェクトを成功させている。怪我の予兆となるパターンを認識し、怪我を未然に防ぐことができるそうだ。シェフチェンコやカカ、ルイコスタも、このシステムで体調を維持し、スクデッド獲得に燃えているのだろう。

 米国の大学教授は、バスケットボールの試合の勝敗を予測分析して、非常に高い精度を出しているし、国内の大学では気象データを基に感染症の拡大を予測するモデルを開発している。ちょっと調べただけでも、企業の倒産確率予測モデル、電子部品の信頼度予測モデルなど、国内にもいろんな予測モデルが存在する。

 BIツールやデータベース製品には、需要予測などに使える定番のアルゴリズムが用意されているから、試しに使ってみると面白い結果が出てくるかもしれない。

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