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中堅企業の経営者はITを恐れるなITを武器にするために(4/4 ページ)

中堅企業が大企業を含めた競合他社と争う上でITは本当に武器になるのか。実際には必ずしもそうとは限らない。重要なのはビジネス効果であり、場合によってはIT部門を持たないという選択肢があってもいい。

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専門家の知恵をうまく活用する

 以上、過度にITに構える必要はないことを述べてきたが、とはいえ専門家の支援は有効である(と、経営コンサルティングを生業にしている小職は思いたい)。特に、人材面での十分な体制を整えられない中堅企業にとっては、外部の専門家を必要なときにいかにうまく使いこなすかは重要なテーマだ。

 そしてもっと大事なのは、いかにいい専門家を見つけるかということ。これがなかなか難しい。コンサルタントの活用方法については次回以降の連載で考察してみたい。

 ここまで、情報システムについて若干ネガティブな書き方をしたが、実際には現在、企業が情報システムなしに業務を遂行することは難しい。大事なことは、本当に必要なものを、いかに適切な価格で装備していくかにある。過剰なものを装備しても意味がない。そしてこの判断を、あくまでもビジネスおよび経営の観点から行うことだ。

 最後に、今回の連載で考察するテーマを紹介しておきたい。

  • 賢いコンサルの使い方・注意点
  • 中堅企業におけるシステム構築の勘所
  • 大型ERPは中堅企業にFITするか?
  • 中堅企業はシステム部門を持つな。システムを作るな

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大野 隆司

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