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とびだす中堅企業の違いを「ベンチャー」に探る「中堅」と「ベンチャー」はどう違う?(3/3 ページ)

「ベンチャー企業」に前途洋々なイメージを持つ人も多いだろう。実際に、松井証券や楽天など、旧来型の大企業と比較して体力で劣っていたベンチャー企業が市場で中心的役割を担う例も現在は多くある。

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一代で大企業にのし上がったわけ

 松下幸之助氏が丁稚奉公から身を起こし、そして松下電器産業を創業し、一代で売り上げ4兆円(当時)まで駆け上がっていった陰には、幸之助自身の卓越したアイデアと経営能力があったと言われている。同じく、創業者一代で世界的な企業にのし上がったソニーや本田技研工業には、モノづくりの精神があったという。

 そのため経済学者の中には、企業の3要素のうち、ヒトを経営、モノは技術だと読み替える人もいる。これと同様に、今はモノをITと読み替えるべきだろう。そしてヒトは、社員の頭数ではなくやはり経営。そうなれば、土地がなくても銀行がカネを出す時代になっている。これで中堅零細企業もベンチャー企業に変身できる時代になってきた。

 続く各論では、事例とソリューションを中心に、「次世代中堅企業」の実態を紹介していくことにする。

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