マカフィー、企業向けセキュリティ管理ツール「ePO」をバージョンアップ
マカフィーは、同社のセキュリティ製品を一元的に管理し、ポリシー徹底を支援する「McAfee ePolicy Orchestrator」をバージョンアップした。
マカフィーは10月6日、「McAfee VirusScan Enterprise」をはじめとする同社のセキュリティ製品を一元的に管理するためのツール「McAfee ePolicy Orchestrator」(ePO)をバージョンアップした。
ePOは、ウイルス対策やスパム対策、クライアントファイアウォール、コンテンツフィルタリングといった同社のセキュリティ製品を一元的に管理し、最新の状態にアップデートするシステム。シグネチャの更新やパッチ適用などの状況を把握し、対策を漏れなく実施させることで、企業としてのセキュリティポリシーの徹底を支援する。また、ネットワーク内におけるスパムの活動状況やウイルス対策の実施状況などについても把握が可能だ。
新バージョンのMcAfee ePO 3.6ではポリシー管理機能が強化され、ディレクトリ構造ごとに個別にポリシーを作成、管理できるようになった。また、いったん作成したポリシーを、ディレクトリ内の複数の場所に個別に適用することも可能だ。さらに、ポリシーの割り当て先や継承が無効になっている場所などの確認も行えるという。
また管理者権限の拡張によって、管理者ごとに権限を与えるサイトや製品を指定できるようになる。同時に、管理者自身の行動についても監査ログを取得し、行動を監視できるという。
合わせて、Microsoft Clustering ServiceのサポートによってePO自身の信頼性を高めた。仮にプライマリのePOサーバがダウンしたとしても、バックアップ側に切り替えて管理を継続できるようになるという。
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