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Cabos――新たな利用法を見つける

P2P型のソフトウェアとして、かつて存在したGnutella。今回はGnutella型のファイル共有ソフトウェアを紹介しよう。

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 人と何かをシェアするという考えはとても良いことだ。お互いが、自分の持つ情報を交換し合い、その結果お互いがハッピーになる。しかしインターネット上では得てして悪いほうにばかりそれが利用される。

 P2Pはその顕著な例としてP2Pを挙げることができるかもしれないが、とはいえP2Pすべてが悪、というわけでもない。一極集中型のサーバ負荷をP2P型のシステムで軽減するといった利用法も見られる。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはCabos。LimeWireとAcquisitionを基にして作られたGnutellaファイル共有プログラムだ。GPLで提供されている。

Cabos
Cabos

 Gnutellaはいわく付きのソフトウェアで、2000年03月にAOL上に突然アップされ、すぐに削除された。現在のGnutellaはその時にダウンロードされたものが再構成されて残り続けているものだ。

 Cabosの売りはiTunesとの統合機能だろう。同ソフトウェアを使ってファイルをダウンロードすると、それがiTunesに登録されるように設定できる。また、ファイアフォール越し、プロキシ経由での転送、ファイル検索といった機能がある。また、クリエイティブコモンズ・ライセンスに保護されたOGGやMP3ファイルを認識できるのも特徴として挙げられる。

 一時期、ものすごい速さで広まったファイル共有も最近では下火になりつつあるように感じる。P2Pによるグループウェアや新月と言った新しい取り組みも始まっている。ファイル共有自体も便利な活用方法があるはずだ。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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