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高まるオペレーショナルBIの重要性特集:データ経営でビジネスを制す(2/3 ページ)

情報システムは大きく基幹系と情報系の2つに分けられる。基幹系は受注などのトランザクションを処理するシステムであり、情報系は前者の結果として生成されたトランザクションログデータを分析するものだ。

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リアルタイム=必要にして十分な速さ

 ここで、リアルタイム性を高めるとは、すべてのデータをリアルタイムで分析しようと言っているわけではない点に注意すべきだ。「リアルタイム・エンタープライズ」という言葉に表されるように、リアルタイムという言葉が比喩的に使われることが多くなっており、違和感を感じている人もいるようだ(組み込みシステムなどにおけるリアルタイム処理を想起してしまう人も多いようだ)。

 また、ゼロレイテンシ(無遅延)ということばが使われることもあるが、ここでも意味するところはあらゆるデータ処理の遅延を完全にゼロにすることではない。ここで言うリアルタイムやゼロレイテンシとは「業務要件に対して十分に速い」と置き換えて考えればいいだろう。

 データ処理に求められる遅延はデータの特性により異なる。たとえば、証券取引のデータ、物流業務における無線タグからのデータなどはかなりリアルタイムに近い処理が望ましいものだ。しかし、多くのデータは数時間の遅延で処理すれば十分なケースが多い。

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