MS Officeマクロの移行も可能、企業向けStarSuiteの最新版
サン・マイクロシステムズは、マクロ移行機能などを備えた企業向けオフィススイートの最新版「StarSuite 8(エンタープライズ版)」の販売を開始した。
サン・マイクロシステムズは10月13日、オフィススイートの最新版「StarSuite 8(エンタープライズ版)」の販売を開始した。
StarSuite 8は、ワープロや表計算、プレゼンテーション、図形描画、Webパブリッシングなどのアプリケーションを統合したオフィススイート製品。最新バージョンでは、OASISが定めた標準フォーマット「OpenDocument」をサポートしたほか、Microsoft Officeとの互換性をさらに高めた。また、データベースソフト「Base」が搭載されている。
これに先立つ9月30日には、ソースネクストがパッケージ版「スタースイート 8」の販売を開始しているが、今回リリースされたエンタープライズ版は、企業や大規模ユーザーでの一括導入向けだ。
Microsoft Officeで利用されているマクロをStarSuite 8で利用するための「マクロ移行支援ツール」が搭載されているほか、LDAPを用いてデスクトップ上のStarSuite 8を集中管理する「Java Desktop SystemConfiguration Manager」を備えることで、中/大規模ユーザーの使い勝手を高めている。
StarSuite 8(エンタープライズ版)の価格は、5ユーザーの場合で1ユーザー当たり1万4000円、101ユーザー購入時で9900円、5001ユーザー購入時では5300円。
サンは同時に、MCJやソーテック、九十九電気、ターボリナックスといったOEMパートナー経由で「StarSuite 8(OEM版)」の提供も開始している。
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