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サポート切れにもかかわらずWindows NTが使われる理由:「次世代」中堅企業はITで利益を出す(2/3 ページ)
今回はWindows NTの意外な利用率の高さに対して問題提起していきたい。なぜこれが問題かといえば、Windows NTのベンダーサポートは2004年12月に既に停止されているからである。
移行する必要性を感じない
また、NTをそのまま使い続ける理由としては、「移行する必要性を感じない」が6割と圧倒的であった。NTがいわゆる使い慣れた「枯れた」OSであることの証左ではあるのだが、2世代前のOSの支持がこれだけ高いのも、ベンダーとしてどう対応するべきか微妙なところだ。
しかも、最も高い継続性を示しているのは、ほかでもない年商30億円以上100億円未満の中堅企業である。NTをそのまま使い続ける理由として経済面が指摘されている割合は前述の理由に比べてかなり低い。そこにあるのは、「別にまだまだ使えるから、代える必要はない」という消極的な考えが蔓延しているという、放ってはおけない事実である。(図3)
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