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「しのぎを削るか」「一緒になるか」――合併を選択した新生シマンテックを語るチャフィンCMOInterview(3/3 ページ)

新生Symantecが開催した「Symantec VISION*Xchange 2005」で、米Symantecの幹部に同社の方向性を聞いた。SymantecとVeritasは長期的な面では「しのぎを削るか」「一緒になるか」の関係になっていたという。

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ITmedia マイクロソフトがスパイウェア対策などセキュリティ分野にも意欲的になってきていますね。Symantecにとってマイクロソフトは強力な競合相手になってくることはありますか?

チャフィン氏 彼らはまだセキュリティ製品の正式なリリースを行っていないので、今後どうするのか状況を見守っていこうという状況です。ただ、Symantecには長年の経験と実績があります。そう簡単にリーダーシップを失うとも思えませんし、その気もさらさらありません。

レオナルド氏 Symantecは数千台にわたるセンサーによってインターネット上の脅威を常にモニタリングしています。脆弱性に関する世界最大のデータベースを持っているのもSymantecです。また、セキュリティにおけるベストなエンジニアが日夜新たなウイルスや脅威に対する防衛手法を考えています。ジャニスが言うように簡単にセキュリティでのリーダーシップを失う理由はありません。

 また、今回のカンファレンスのスポンサーの1社がマイクロソフトであるように、とても緊密なリレーションシップを持っています。さらに、あるマイクロソフト製品のヘビーユーザーである顧客が言っているのですが、彼らはマイクロソフトのセキュリティのソリューションは選択肢としてあり得ないといいます。なぜなら、彼らの脆弱性の根源はマイクロソフトの製品によっていることが多い。だから、特にセキュリティに関してはマイクロソフト以外のところに任せたいというわけです。この言葉が市場の考え方を如実に表していると思います。

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