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社内LANなくしてIT化の道は始まらない:ゼロから始める中小企業IT化への道(1/3 ページ)
IT化への道はサーバとLANの両方を導入することから始まる。前回説明したサーバ導入の説明に続き、ほぼ同時に行われる必要のあるネットワークの構築について解説しよう。
社内にLANを構築して情報共有
まずは、LAN(Local Area Network)について述べることにしよう。LANを構築することで、オフィス内にあるパソコン同士をつなぎ、情報やデータの伝達をスムーズに行えるようになる。
例えば、2台以上のパソコンがあるオフィスで考えてみよう。1つのデータを移動するためにはフロッピーディスクにデータを入れるか、データが大きい場合はCD-ROMなどの外部メディアにデータを入れることになる。そのような作業をいちいち行うのは、コストと時間の無駄と言わざるを得ない。LANが構築されていなければ、オフィス内でのデータ伝達には非常に手間がかかってしまう。
そこで、LANを構築するのだ。データは回線を通じて移動することが可能になり、シームレスな情報の伝達ができるようになる。情報の行き来が自由になるということは、すなわちオフィス内の個々のパソコンが保有している情報を社内全体で共有することができるようになったということだ。情報共有を効果的に利用するインフラ、それがLANだ。
LANと一口に言ってもLANには3つの種類がある。
- クライアント/サーバ型
- ピア・ツー・ピア型
- 無線LAN
それぞれ解説しよう。
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