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日立ソフト、「静紋」向けの認証情報管理サーバを提供

日立ソフトは、指の静脈パターンを用いて本人認証を行う「静紋」向けに認証関連情報を一見管理する認証サーバを開発した。

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 日立ソフトウェアエンジニアリングは12月14日、指の静脈パターンを用いて本人認証を行う「静紋」向けの認証サーバを開発したことを発表した。

 静紋は、いわゆるバイオメトリクス認証システムの1つで、身体内部の静脈パターンを用いて認証を行う。指紋など他の方式に比べて偽造が困難なこと、読み取り部分が非接触型であるため認証時の心理的な抵抗感が低いことなどが特徴だ。

 これまで静紋のシステムでは、静脈のパターンやユーザー情報といった認証関連情報をクライアントPCごとに設定する必要があった。専用認証サーバを用いれば、これらの情報をサーバ側で一元的に管理できるため、運用管理の負担を大幅に減らすことができる。なお、認証情報は暗号化された上でやり取りされる仕組みだ。

 日立ソフトは同時に、Webアプリケーションとの連動を実現するSOAPインタフェースも提供。Windowsログイン時だけでなく、Webベースの業務システムについても認証を強化できる。

 静紋用認証サーバの価格は、100ユーザーライセンスとパッケージ化した場合で176万4000円。12月22日より出荷を開始する。今後は日立製作所と共同で指静脈認証装置のモジュール化を図り、認証サーバ組み合わせて展開していく計画だ。

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