オープンソースのデータベース「MySQL」を開発、サポートするMySQL ABは2月1日、100%子会社に日本法人として「MySQL株式会社」を設立したことを明らかにした。
2005年はMySQL 5がリリースされるなど、勢いを増している同社。そのユーザー数も着実に増加しており、2005年、日本のユーザーによるMySQLデータベースサーバからのダウンロードは100万件を超えたという。今回の発表は、こうした関心の高さに応えるためのもので、ユーザー企業とソフトウェアベンダーに対して商用ライセンスを提供していくほか、サポートや各種サービスオプションを提案していく予定。
MySQL ABの上級副社長で、MySQL株式会社の代表取締役社長を務めるラリー・ステフォニック氏は「日本はコーポレートデータベースソフトの最も大きな市場の一つで、この市場に対する本社の関心はここ数年非常に高まっている」と述べている。加えて、「日本市場のオペレーションを開始するに当たり、MySQLは顧客へのサポートとビジネス成長のため、リソースを含めた積極的な投資を続けていく」としている。
現時点で、日本におけるMySQLパートナーには、2003年に国内で最初のプライマリーパートナー契約を締結した住商情報システムをはじめ、NECシステムテクノロジー、NTTコムウェアなど多くの企業が名を連ねている。
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