速報
Oracle、オープンソースデータベースのSleepycatを買収
オープンソース企業数社の買収交渉を進めていると報じられていたOracleが、Berkeley DBで知られるSleepycat Softwareの買収を発表した。
米Oracleは2月14日、オープンソースソフトを手掛けるSleepycat Softwareの買収を発表した。買収金額は非公開。
Sleepycatの「Berkeley DB」は、世界で推定2億件以上導入されているオープンソースデータベース。LinuxやBSD UNIX、Apache Webサーバといった主要オープンソースプロジェクトにも組み込まれている。
Oracleでは、携帯機器向けの「Oracle Lite」や高性能インメモリデータベースアプリケーション用の「Oracle TimesTen」などで構成される組み込みデータベース製品ラインに、Berkeley DBを追加する。
Oracleは「Sleepycatの製品では、コストを抑えながら高速で信頼できるデータベースを組み込む必要がある顧客向けにエンタープライズクラスのサポートを提供しており、Oracleのデータベース製品の強化につながる」(データベースサーバ技術担当上級副社長アンドリュー・メンデルソン氏)と説明している。
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