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Oracleとの絆やエコ・チップを語るSunの戦略担当SVPInterview(2/2 ページ)

一時の冷却期間を経て、新たに絆が深まった盟友、Oracleとの関係や消費電力や発熱量を抑えたエコ・チップ、T1についてSunで戦略を担当するシンガー上級副社長に話を聞いた。

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エコは経営層にアピール

ITmedia 確かに「エコ」、つまり環境配慮は重要ですが、このメッセージがすべての顧客層にアピールするとは限らないのではないでしょうか。

シンガー 「エコ」は経営者層にはアピールします。特に政府関係の場合はそうです。確かに「エコ」などは気にせず単に性能が優れたプロセッサが欲しいという顧客層はいます。しかし、T1はスループットの点で見ても優れたプロセッサであり、そのような顧客層にもアピールします。Sunの最もトップレベルのマーケティングメッセージは、「エコ・レスポンシビリティ」と「パーティシペーション・エージ」(参加の時代)の2つです。これをさまざまな顧客層に応じて翻訳していく作業が必要だと思いますが、その点ではまだやるべきことが多いかもしれません。

ITmedia パーティシペーション・エージは、今のWeb 2.0のムーブメントを先取りしたような言葉でしたね。Sunは、あまりWeb 2.0という言葉を使わないようですが。

シンガー 社内的には頻繁に使っていますよ(笑)。ただし、社外向けのマーケティングメッセージとしては、パーティシペーション・エージを中心に使っていきたいと思います。

ITmedia 名前はどうあれWeb 2.0的なムーブメントは、サーバの需要、特に、エッジサーバの需要を推進していると思います。Googleでは30万台のサーバを稼働していると聞きます。

シンガー 今はそれ以上だと思います。Googleはあたかもサーバラックを買うようにデータセンターを買っていますからね(笑)。いずれにせよ、あなたの意見には賛成です。インターネットがますます多くのサーバを必要としているのは確かだと思います。



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