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長崎県、さらに4システムをGPLで公開
長崎県庁は、「電子県庁システム」および「ながさきミュージアムネットワークシステム」など4システムのソースコードを新たに公開した。
長崎県庁は4月20日、同県が開発した電子自治体向けのシステム「長崎県電子県庁システム」のうち、新たに4システムのソースコードを公開したと発表した。同県はオープンソースを積極的に取り入れる自治体として知られる。
今回公開されたのは、「電子決裁システム」「スケジューラ」「ネットワーク監視システム」のほか、長崎県美術館、長崎歴史文化博物館で用いられている「ながさきミュージアムネットワークシステム」のソースコード。スケジューラなどはリッチクライアント言語「Curl」を使って開発されている。
同県では2005年10月、財政面、人材面で苦しむ市町村の電子自治体化を支援するとともに、地場IT企業の振興という副次効果を目的に、「年次休暇システム」「WEB職員録システム」「文書保管システム」をはじめとする幾つかのシステムをGPLの下で公開していた。
これらすべてのソースコードはこちらで公開されている。
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