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Oracle DB 10g R2のセキュリティは本当に向上したのか?進化する!データベーステクノロジー(5/5 ページ)

 オラクルは、企業システムのミドルウェアプラットフォーム「Oracle Fusion Middleware」、ミドルウェア上で稼働する業務アプリケーション群「Oracle Applications」、そして運用管理基盤「Oracle Enterprise Manager」を統合したトータルな企業システム環境を提供しているが、Oracle Databaseは、それらのあらゆるアプリケーション、ミドルウェアのデータ基盤としての役割を果たしている。最新版の「Oracle Database 10g Release 2」では、可用性やパフォーマンス向上のためのグリッド機能、さらにはセキュリティや運用管理など、さまざまな機能強化が図られている。

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小規模システム向けパッケージも用意

 中小規模の企業にとっては、Oracle Databaseはコスト面で敷居が高いという印象がある。しかし実際には、さまざまなエディションのパッケージが用意されている。例えば、「Standard Edition One」は、クラスタ機能を除く基本機能を10万円以下で導入できるパッケージだ。

 一般的な業務アプリケーションのデータベースには、最大4CPUのクラスタ環境でReal Application Clusters機能によるクラスタ構成を可能とし、低コストで高い可用性を提供する「Standard Edition」がお勧めになる。さらに、大規模システム向けには、クラスタシステムの構築、データベース管理の自動化に対応し、OLTPやBIを含むあらゆる処理をグリッド環境で実現する「Enterprise Edition」が用意されている。

 このように、Oracle Database 10g R2は小規模から大規模まで規模に合わせて導入できるようにパッケージが用意されており、コスト面で敷居が高いということはないだろう。

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