Microsoft、仮想化ソフト提供計画とSoftricity買収を発表
WinHEC開幕を控え、Microsoftが仮想化ソフトのロードマップを披露。HypervisorベースのWindows Server仮想化ソフトは年内にβ版を公開し、LonghornのRTMから180日以内のRTMを見込む。
米MicrosoftはWinHEC(Windows Hardware Engineering Conference)開幕を翌日に控えた5月22日、仮想化ソフトの提供に関するロードマップを披露するとともに、アプリケーション仮想化を手掛けるSoftricityを買収する計画を発表した。
Microsoftによれば、HypervisorベースのWindows Server仮想化ソフトは、Windows Server次期バージョン「Longhorn」に合わせてリリースする準備を進めている。年内にβ版を公開し、Longhornの製造工程向けリリース(RTM)から180日以内のRTMを見込んでいるという。
「System Center Virtual Machine Manager」(コードネーム「Carmine」)は、仮想化されたデータセンターを集中管理する技術。System Centerシリーズ製品として向こう90日以内にβ版を公開し、RTMは2007年下半期になる見通し。
Softricityはアプリケーション仮想化/ストリーミング技術の提供企業。同社製品の「SoftGrid Desktop Virtualization Platform」では、ほとんどすべてのWindowsアプリケーションをサービス化することが可能。併せて企業のデスクトップPCのWindows Vistaへの移行促進を図る。
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