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ダビンチ、ガリレオ――データ統合プラットフォームとして厚みを増すPowerCenterInformatica World 2006

Informatica World 2006の2日目の基調講演では、米Informaticaのプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデントのギリッシュ・パンチャ氏がPowerCenterの将来像を示した。

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 米サンフランシスコで開催中の「Informatica World 2006」2日目の基調講演では、米Informaticaのプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデントのギリッシュ・パンチャ氏がPowerCenterの将来像を示した。

ギリッシュ・パンチャ氏
Informaticaのプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデントのギリッシュ・パンチャ氏

 既にPowerCenterはクロスエンタープライズのデータ統合プラットフォームを目指す方向性が、ソハイブ・アバシCEOの基調講演で明らかになっているが、これと並行してビジネスアナリストとデベロッパーのコラボーレーションの円滑化を目的としたツール「ダビンチ」と、SOAによるデータサービス・フレームワーク「ガリレオ」の開発が進行しているという。

 パンチャ氏は「PowerCenterのゴールは、あらゆるタイプのデータ統合をすべてのステークホルダーが協働しながら行える姿にある」と話す。

データ統合ライフサイクル
PowerCenterのサポートするデータ統合ライフサイクル。赤いボックスが拡張される部分となる

 PowerCenterの開発は、データ統合のライフサイクルに沿うかたちで進められている。データの流れとも言える「アクセス」「デリバー」「インテグレート」というデータライフサイクルと、データ統合プロジェクトの「アナリシス」「インプリメント」「ディプロイ」というライフサイクルに沿った2種類のコンポーネントだ。

 しかし、これまでデータライフサイクルに欠けていた「クレンジング」が「Informatica DataQuality」により新たに付加されたほか、今後デザインツールといなる「ダビンチ」が加わることで、デザインフェーズを新たにカバーでき、すべてのデータ統合ライフサイクルを単一のプラットフォームできる製品として、さらに厚みを増すことになるという。

 また、今後のSOAなどをサービス型のアーキテクチャに対応すべく、データサービス・フレームワーク「ガリレオ」の開発も進められている。今後のPowerCenterでは、オンデマンドに加えて「フルライフサイクル」「SOAによるデータサービス」のがキーワードとなるようだ。

拡張されるプラットフォーム
拡張されるプラットフォーム

 

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