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可用性の追及 ――メインフレーム由来のデータベース進化する!データベーステクノロジー(3/3 ページ)

富士通の「Symfoware」は、決して止まらない高信頼システムによる安定稼働、運用コストを最小限にする省力運用、高信頼機能の適応範囲を拡大する安心の品質をコンセプトとするリレーショナルデータベース。富士通が培ってきたメインフレームのデータベース技術を基に開発され、ミッションクリティカルなコンピュータシステムを支えるデータベースとして提供されている。2005年1月に登場した最新版「Symfoware Server V7」では、クラスタ技術を採用した安定稼働、使いやすく自動化された運用管理、アプリケーションとの連携機能を中心にバージョンアップが図られている。

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アプリケーション接続機能を強化

 企業システムにおけるアプリケーションとデータベースとの連携は必ずしも容易ではない。Symfoware V7では、そうしたアプリケーションとの接続に関する新しい機能が追加されている。

 まず、アプリケーションサーバからデータベースサーバへのコネクションを自動管理する「Symfoware Server Connection Manager」を提供。クラスタシステムの設計作業やクラスタシステムの保守からアプリケーションを解放し、規模とパフォーマンスの両面から拡張性の高いシステムの構築を可能にしている。

 また、非定型データをデータベースに格納、検索するのに適したXMLアダプタ機能を下位エディションにも標準搭載。XMLデータベースのためのフレームワークを提供し、高速なXMLデータ検索やSQL文を利用したXMLデータの格納、検索が可能になっている。

 さらに、Javaとの接続に利用するJDBCの使いやすさも向上。JDBCネーミングサービス起動が従来のJavaコマンドに加え、Windowsサービスとして起動できるほか、JDBCデータソースの登録をコマンド化し、アプリケーションでの作業自動化が可能になっている。さらに、アプリケーション開発時のデバッグで有用なJDBCスナップ機能を搭載し、開発者の負担を軽減している。

幅広いニーズに対応する豊富なエディション

 Symfoware V7は、インターネット/大規模基幹システム向けの最上位エディション「Symfoware Server Enterprise Extended Edition」から、中大規模システム向けの「Symfoware Server Enterprise Edition」、小規模/部門エントリ向けの「Symfoware Server Standard Edition」、コストパフォーマンスを重視したWindows専用の「Symfoware Server for Windows」など、幅広い製品ラインアップを容易。また、データウェアハウス向け超高速並列データベースとして「Symfoware Parallel Server」も用意する。

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