SAN上のストレージボリュームを統合、日本HPが仮想化アプライアンスを発表
日本HPは、SANストレージ仮想化アプライアンスの新製品「HP StorageWorks Storage Virtualization System 200」を発表した。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月13日、SANストレージ仮想化アプライアンスの新製品「HP StorageWorks Storage Virtualization System 200」(SVS 200)を発表した。
SANに接続されている複数ディスクアレイを論理的に1つのストレージプールとして扱うことを可能にする製品。SVS 200が仮想化ストレージコントローラとして機能することで、複数ディスクアレイにまたがった仮想ボリュームを構成する。ストレージのボリューム管理をSAS 200に集約することで、シンプルな管理が可能になるほか、サーバに対しストレージプールから任意の容量の仮想ボリュームを切り出して利用することが可能になる。
ハイエンドディスクアレイ「HP StorageWorks XP」ファミリの外部ストレージ仮想化機能をベースとして開発しており、パーティショニング、仮想ボリューム間の遠隔データコピーなどの高度なストレージ機能も提供する。
オプションソフトウェアの「HP StorageWorks Continuous Access XP」を利用すれば、SVS 200同士やStorageWorks XPファミリとの間でデータ複製が行える。通常稼動系のディスクアレイにStorageWorks XPファミリを使用し、待機系ではSVS200と中・小型ディスクアレイを集めた仮想ボリューム環境を構築すれば、コスト効果の高い災害対策サイトを構築できるとしている。
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