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シンクライアントシステムを実現する仕組みシンクライアントの真価を問う(1/3 ページ)

シンクライアント実現する方式にはどのようなものがあるのだろうか。方式や製品ごとにその仕組みを説明する。

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本記事の関連コンテンツは、オンライン・ムック「シンクライアントの真価を問う」でご覧になれます。



 前回の記事では、シンクライアントにいたるまでの「端末」の歴史を説明するとともに、シンクライアントにどのような利点と課題があるのかを簡単に述べた。次に、シンクライアント実現する方式にはどのようなものがあるのか、仕組みや製品ごとに述べていきたい。

シンクライアントの実現方式

・画面転送型

 これは文字通り、シンクライアントサーバ上で作成された「仮想的な画面」をシンクライアント端末に転送する方式である(図1)。

図1
図1●画面転送型

この方式は、

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

などで採用されている。

・APIトラップ型

 画面転送型の場合は、シンクライアントサーバから端末に対して「画面データ」が送信される。これに対しAPIトラップ型の場合は、端末に対して「画面描画命令」が送られる点が違いだ(図2)。

図2
図2●APIトラップ型

 この方式は

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

で採用されている。

 描画命令を送るという点ではX Window Systemも同様だが、Xの場合はアプリケーションそのものがXプロトコルによる通信を行う。これに対しGO-Globalの場合は、GO-Globalサーバがアプリケーションの画面描画命令をフックして端末に送るという点で大きく異なる。

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