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Windowsネットワーク編(その1)恥をかかないための ネットワーク・スキルアップ講座(2/2 ページ)

今回は、社内ネットワークの大多数を占めるWindows 独自のネットワーク機能を中心に出題する。普段何げなく管理している項目だが、あらためて勉強し直してみるきっかけにしてほしい。

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解答

「b」が正解

 Windows 9xやMeをコンピュータブラウザ上に表示するためには、ファイル共有の機能がインストールされていなければならない。この機能はデフォルトではインストールされていないため、「ネットワークコンピュータ」のプロパティ上でインストールする必要がある。インストールにはWindows 98のCD-ROMが必要で、インストール後は再起動しなければならない。

「a」が正解

 Windows 2000/XP では、DNSクライアントがホスト名をキャッシュする。これを「リゾルバキャッシュ」という。リゾルバキャッシュをクリアするには、クライアントでIPCONFIG /FLUSHDNSを実行する必要がある。NBTSTAT -RはNetBIOS名キャッシュのクリアである。サーバ側でのキャッシュはクライアントには影響しない。

「b」が正解

 BIND 8.1.2以前は、SRVレコードをサポートしないため、Active Directoryで使用するDNSゾーンを管理する場合は8.1.2以降を使用する必要がある。BINDサーバをセカンダリにすることと動的更新は無関係である。また、BINDは8.1.2以降ならば、Active Directoryで正式にサポートされるので、Windows 2000Server標準のDNSサーバをあえて用意する必要はない。

「c」が正解

Windows 2000やWindows Server 2003のDHCPサーバは、ActiveDirectoryで承認される必要がある。承認されていない場合、サービスは自動的に停止し、クライアントにIPアドレスを割り当てることができなくなる。Windows NT上のDHCPサーバには承認を利用する機能はないので、承認しなくてもIPアドレスの割り当てが行われていたのである。ドメインのモードやデータベースの最適化はサービスの起動とは無関係である。

「bとc」が正解

 DHCPサーバ自身はDHCPクライアントになれないため、DHCPサーバのNICには適切なIPアドレスを静的に割り当てる必要がある。また、DHCPサービスは標準ではインストールされないため、「プログラムの追加と削除」からインストールする必要がある。

 一度DHCPになったら、クライアントはWindowsだけでなく、MacintoshでもLinuxでもネットワーク対応プリンタでもよい。また、DHCPクライアントはサーバ発見のためにブロードキャストを用いるため、DNSサーバへの登録の必要はない。

このコンテンツはサーバセレクト2006年3月号に掲載されたものを再編集したものです。


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