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企業のIT予算、1997年以来最高に
Computer Economicsの報告書によれば、北米企業の2006年の売り上げに占めるIT予算は平均2%となり、1997年以来最高となった。
調査会社の米Computer EconomicsがまとめたIT予算に関する報告書によれば、北米企業の2006年の売り上げに占めるIT予算は平均2%となり、1997年以来最高となった。
売り上げに占めるIT予算の比率は、企業が2000年問題への対応を進めていた1997年に2.2%に達し、2004年は1.9%、2005年は1.7%で推移している。
金額ベースで見ると今年のIT予算は4.1%増となり、2005年の米国のGDPを上回る。予算の増額分はハード、ソフト、アウトソーシングに使われる見込みだが、IT担当者の増員にはあまり向けられない見通し。
業界別でIT予算の伸びが大きいのはビジネスサービスの前年比9.7%増を筆頭に、医療、薬品、医療機器、小売り、金融機関の順。一方、製造、公益/エネルギー、卸売り分野では低い伸びにとどまっている。
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