アッカ・ネットワークスは7月18日、2004年に発覚した、同社のADSLユーザー33万9177人分の情報流出に関して、同社の元社員が、在職時に外部の名簿業者に情報を売却していたことが分かったと発表した。元社員は背任罪で起訴され、このほど有罪が確定したという。
同社は、警察の捜査で明らかになった名簿業者と接触し、業者がすでに名簿を保有していないことを確認した、という。
判決確定後しばらく経ってからの発表になった理由は、「裁判の手続き上、当社が判決を確認できたのは6月下旬。その後業者と接触し、名簿を持っていないこと確認したため」と説明している。
同社は、事件発覚以来セキュリティ強化策を運用しており、今後も再発防止に取り組んでいくとしている。
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アッカ・ネットワークスは、同社の顧客情報の一部が外部に流出していたことを明らかにし、3月25日に説明会見を行った。アッカ・ネットワークスの坂田好男社長は、利用者に対して謝罪するとともに、調査の徹底、再発防止策などを説明した。
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