計画から運用まで全体をサポート、日本HPが日本版SOX法対応支援
日本HPは、分析と計画、実行、運用の各フェーズにわたって金融商品取引法(通称:日本版SOX法)への対応を支援する「HP SOX対応支援ソリューション」を提供する。
日本ヒューレット・パッカードは8月1日より、金融商品取引法(通称:日本版SOX法)への対応を支援する「HP SOX対応支援ソリューション」の提供を開始する。
HP SOX対応支援ソリューションでは、「分析・計画」「実行」「運用」のプロセス全体にわたって支援を行い、企業の日本版SOX法対応を後押しする。監査法人と連携/調整を進めながら、顧客自身が日本版SOX法対応プロジェクトを推進し、全体をコントロールできるよう支援していくという。
具体的には、内部統制強化基本構想の策定支援にはじまり、IT統制の現状把握(アセスメント)、内部統制文書化支援、IT統制の強化に向けたIAM(アイデンティティ&アクセス管理)製品群やITSM(ITサービス管理)製品群の導入といったサービスを提供。また、運用時における監視体制の確立、文書/記録を管理するためのILM製品群の提供といったメニューも用意されている。
特徴は、HPの全社における米SOX法対応のノウハウを各サービスやテクノロジに反映していること。また、内部統制の文書化作業では特に大きな作業負荷がかかると懸念されるが、テンプレートを活用する「内部統制文書化支援サービス」を通じて、この部分の作業負荷を軽減しつつ、効率的に統制の強化ポイントを発見できるよう支援するという。
日本HPでは、SOX法対応のための分析・計画のフェーズでは、監査法人やコンサルティング・パートナーと連携してサービスを提供し、業務とITの両面で日本版SOX法対応をサポートしていくという。同ソリューションの価格は個別見積もり。
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