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Novell、コミュニティー向けLinuxを「OpenSUSE」と改名
従来のSUSE Linuxから改名、同社のオープンソースプロジェクトと同じ名前を使用する。企業向けは、引き続きSUSE Linux Enterpriseとして配布される。
米Novellは8月10日、SUSE Linuxと呼ばれる同社のLinux製品のうち、コミュニティー向けを「OpenSUSE」と改名すると発表した。同社のオープンソースプロジェクト「OpenSUSE.org」と同じ名称を使用、ブランドとして浸透させる。企業向けには今後もSUSE Linuxの名称を使用し、「SUSE Linux Enterprise」として配布する。
Novellでは、コミュニティー向けと企業向けを別のブランドとして区別することで、ユーザーがより簡単に自分の目的に合ったLinuxを選べるようになる、としている。
オープンソースプロジェクトOpenSUSE.orgには、3万人以上のメンバーが登録している。Novellは、ここから生まれた技術を自社の企業向けLinux製品群にも生かしていく。
OpenSUSEの最新バージョンはOpenSUSE 10.1で、既に35万件のダウンロードを記録している。次バージョンのOpenSUSE 10.2は今年中に配布開始の見込み。
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ボストンで開催中のLinuxWorldにおいて、Novellは各種Linuxディストリビューション用のパッケージの作成を簡素化する新しいLinuxビルドサービスフレームワーク「OpenSUSE」ビルドサービスやMono 1.2のβ版を披露するなどした。
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