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W3C、Web2.0活性化を見据えXML仕様を改訂
RSS、VoiceXML、Ajaxなど多くの規格はXMLと大きなかかわりを持っている。W3Cは改訂を行いWeb2.0の活性化を見込んでいる。
W3C(World Wide Web Consortium)は、XML標準仕様の幾つかのついて改訂内容を発表した。
今回の発表では、インターネットにおけるデータ交換を円滑に行えるようXMLについて改訂を行った。XML 1.0(第4版)(関連リンク)、XML名前空間 1.0(第2版)(関連リンク)、XML 1.1(第2版)(関連リンク)、XML名前空間 1.1(第2版)(関連リンク)のそれぞれをW3C勧告として公開したもの。
今回の改訂による恩恵は、これまでに解釈上の相違によって生じがちだったものが明確になり、ほかにもこれまでの修正内容も含められているという。
W3Cでは今後2006年末をめどに、XML Query 1.0およびXSLT 2.0を勧告する予定となっている。これらの規格は現在、Web2.0と称される多くのサービスにかかわっているもののため、勧告によっていっそうの活性化が予想される。
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