BPMのパイオニア、Fuegoの資産を受け継ぐBEA:Interview(4/4 ページ)
BEAは、SOA実現に向けて、統合されたサービスプラットフォームとしてAquaLogicファミリーを売り込んでいる。その重要なコンポーネントの1つである旧FuegoのBPM製品が、いよいよ10月、初の日本語版として投入される。
ITmedia AquaLogic BPMがオープンだという意味を教えてください。
ローク AquaLogic BPMは、BPMN(Business Process Modeling Notation)とUMLモデリング標準を完全にサポートしているほか、企業が投資をしてきた、さまざまなシステム環境に対応できます。
カリフォルニア州に本拠を置く不動産抵当ローンのOption Oneは、BEAの顧客ですが、IBMに買収された文書管理のFileNetやTibco、Microsoft、あるいはOracleの製品も利用しています。彼らは、ローン手続きのコストが1件当たり1300ドルも掛かっており、これをペーパーレス化することによって削減したいという課題を抱えていました。われわれは、ビジネスオーナーらと、ビジネスの視点から問題を解決しようと取り組みました。先にお話ししたとおり、すでに彼らはたくさんの製品に投資をしていましたので、それらを活用しました。先ずビジネスの問題を解決することが重要で、そのためにテクノロジーがあるのです。
これは明らかに競合他社とは違うアプローチです。彼らは、さまざまな製品を顧客に購入してもらってからビジネスの課題を尋ねてくるのではないでしょうか。顧客にとっては、既存の環境に適用できるようにオープンであることが重要であり、まさにAquaLogic BPMが得意とするところです。
AquaLogic BPMは、過去に投資してきた技術を捨てさせるのではなく、拡張させるものです。その方がコストを下げることができるし、より迅速に実装できるからです。
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