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巧妙化するワンクリック詐欺に気を付けろ!狙われる企業、スパイウェア対策事情(3/3 ページ)

2004年ごろから被害が現れるようになったワンクリック詐欺。現在ではその手法は多様化している。その手口をみていこう。

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オリジナルのワンクリック請求詐欺サイト

 年齢確認のクリックを行うと、登録済みの画面が出る。現在はこのような単純なものはほとんどなくなっている。

ワンクリウェアを使った方法

 年齢確認を行った後、プログラムのダウンロードおよびインストールが促される。

 プログラムを実行するとメールアドレスが盗まれ、請求のメールが送られてくる。

 中には、Windowsの画面に請求画面をたびたび表示するものもある。ユーザーはソフトウェアがインストールされることで、さらに不安に駆られる。

アニメーションでソフトウェアのインストールを行ったと思わせる方法

 ワンクリウェアのインストールの画面が出てくるが、実は単なるアニメーションで、実際にインストールは行われない。ワンクリウェアをインストールさせなくとも、同様の不安をあおる効果を得られるため、現在、主流となっている。

 ワンクリック請求詐欺は、たとえメールアドレスが詐欺犯に知られたとしても、実際には詐欺犯による個人の特定は行えない。ユーザーはワンクリック詐欺サイトに引っ掛かったとしても、決してお金を支払ってはいけない。支払うユーザーがいるかぎり、このような詐欺サイトはなくならない。

野々下幸治

ウェブルート・ソフトウェア テクニカルサポートディレクター。1990年代半ばよりDECでファイアウォールに深くかかわる。2001年Axentに入社、2001年Symantecに買収され、システムエンジニアリング本部長を務める。2006年ウェブルート・ソフトウェアに入社し、現職。


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