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MSとIntel、次世代RosettaNet標準を共同提案
グローバルなサプライチェーン構築のための技術仕様RosettaNetの次世代版を、MicrosoftとIntelが共同で推進していく。
MicrosoftとIntelは9月28日、Microsoft Office Open XML Formatを基盤とした、次世代RosettaNet標準を共同提案すると発表した。
RosettaNet標準は、主要なIT企業や電子機器製造企業が参加するコンソーシアム「RosettaNet」が定めた標準。この団体は、ハイテク業界における企業間電子商取引のインタフェースや用語の標準化を行い、グローバルなサプライチェーンの構築を目指している。
両社は同団体が推進する次世代「RosettaNet自動対応」(RAE)プログラムの共同スポンサーとなり、標準化の推進に努める。RAEは、取引相手がIT関連の知識や経験に乏しい中小企業でも、RosettaNet標準を適用できるようにするもの。
Open XML形式は、標準化団体Ecma Internationalの管理の下で仕様の策定が進められている。Microsoftは2007 Microsoft Office Systemのファイル保存形式としてOpen XMLを採用する。
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