NECは拠点向けアクセスルータ「UNIVERGE IX2005」を発売した。税込価格は7万5600円で11月16日より出荷開始予定。
IX2005は支社・拠点間接続に適したIPv6対応アクセスルータで、オフィス向けモデルとしては低価格ながらセキュリティ機能が充実しているのが特徴。インターネットVPN構築に必須のIPsecをサポートし、AESによるデータ暗号化時でも100Mbpsのスループットを実現する。
さらに、イーサネットフレームをIPパケットでカプセル化するEtherIPプロトコルによるレイヤ2VPNに対応、IPネットワークを介したリモート拠点間でのLAN構築を可能にした。また、端末認証にはIEEE 802.1Xを利用する。
ルーティングプロトコルはRIP、OSPFv2/v3、BGP4などをサポート、ルーティングを冗長化するVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)や障害検出に役立つネットワークモニタ機能にも対応する。
筐体は現行機種のUNIVERGE IX2004の約3分の2に小型化されており、横置き/縦置き可能なレイアウトフリー設計となっている。
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