Oracle、Sunopsis買収でデータインテグレーションを統合へ
米OracleはSunopsisの買収により、Sunopsisのデータインテグレーション技術をOracle Fusion Middleware製品ファミリーに統合し、同社のソリューションの一部としていく計画だ。
Oracleは10月9日、Sunopsisの買収を発表した。Sunopsisは、マサチューセッツ州バーリントンに本社を置くデータインテグレーションソフトウェアのベンダー。
カリフォルニア州レッドウッドショアーズに本拠を構えるOracleは、「Sunopsisのデータインテグレーション製品を、自社のFusion Middleware製品に統合する予定だ」と発表文で述べている。Sunopsisのインテグレーション技術は、Oracleおよび非Oracleの両方のデータソースをサポートするという。
Sunopsisは、自社の「Extract Load Transform(ELT)」アーキテクチャを通じてデータインテグレーション技術を提供している。同社では、各種のデータソースおよびターゲットシステム開発を行っている。
Oracleのサーバ技術部門のトーマス・クリアン上級副社長は今回の発表で、「Sunopsisの高性能データインテグレーション技術をOracle Fusion Middleware製品ファミリーに統合し、この技術をOracleのSOA(サービス指向アーキテクチャ)、BI(ビジネスインテリジェンス)およびMDM(マスターデータ管理)ソリューションの一部とする計画だ」と語った。
なお、今回の買収の金銭的条件は明らかにされていない。
Oracleは8月23日に、Sigma Dynamicsの知的財産を買収している(関連記事)。この買収もOracleのFusion製品を強化するのが目的だと見られている。Sigmaのアプリケーションは、Fusion MiddlewareおよびFusion Applicationsと同じアプローチを採用しているからだ。
またOracleは9月27日、自社の組み込み型データベース「Berkeley DB」のアップデート版をリリースした。同データベースのメーカーであるSleepycatは、Oracleが2月14日に買収した。
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