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フラッシュメモリ搭載ノートPC、富士通が企業向けに
富士通の企業向けノートPC新製品は、記録媒体に16Gバイトのフラッシュメモリや、自動暗号化機能付きHDDを選択できる。
富士通は10月13日、企業向けノートPC「FMV-LIFEBOOK」のラインアップを一新し、モバイルモデルの記録媒体に、フラッシュメモリや自動暗号化機能付きHDDを選択できるようにした。
HDDの代わりに16Gバイトか32Gバイトのフラッシュメモリをオプションで選択できる。フラッシュメモリを搭載すれば、バッテリー稼動時間が最大30分延長するほか、Windowsの起動時間が約58%に短縮するという。HDD搭載時よりも75グラム軽量化でき、回転するディスクがないため耐衝撃性にも優れているとしている。
自動暗号化機能付きHDDは、OSやプログラムを含む全データを書き込み時に自動的に暗号化する。読み出し時も自動的に復号されるため、暗号化を意識せずセキュリティを確保でき、パフォーマンスにも影響しないとしている。
フラッシュメモリを選べるのは、B5サイズの「Bシリーズ」とスリムモバイル機の「Qシリーズ」。自動暗号化機能付きHDDは「Bシリーズ」のみ。それぞれ受注生産で、11月下旬に発売する。
価格は、Bシリーズで16Gバイトフラッシュメモリ、超低電圧版Celeron M 423、512Mバイトメモリを搭載した場合が25万3000円、フラッシュメモリを暗号化機能付き40GバイトHDDに替えた場合は18万8000円。通常の40GバイトHDDなら17万3000円。
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