中小企業向けIP電話システムで「E02SA」が利用可能に――日立電線
日立電線は、KDDIの無線IP電話端末であるE02SAを新たにサポートした小中規模向けIP-PBX「AquaVocal」を12月より販売開始する。
日立電線は、KDDIの無線IP電話端末「E02SA」をサポートしたIP-PBX「AquaVocal」の新バージョンを12月1日より販売開始する。
AquaVocalは、20人〜200人程度の中小規模オフィスでのIP電話システムをターゲットとした低価格のIP-PBX。各種内線/外線機能や公衆回線網、IP電話網、構内網間のゲートウェイ機能を備え、最大24の同時外線通話が可能だ。PSTN 4回線対応の「2004-FXSO」、12回線対応の「2112-FXSO」そしてIP-PBX専用の「3000」の3モデルがある。IP電話サービスとして、NTT東西のひかり電話、フュージョン・コミュニケーションズのFUSION IP-Phone、無線IP電話として、NTTドコモのN900iL、WirelessIP5000などをサポートしている。
今回、ファームウェアのバージョンアップにより、IP電話端末としてKDDIの企業向け無線LAN携帯電話、E02SAをサポートした。これにより、オフィス内では無線LAN+VoIPによる内線電話として、社外ではauの携帯電話として利用することができる。
併せて、2007年春にはKDDIの光回線による法人向けIP電話サービス「KDDI 光ダイレクト」および「KDDI-IPフォン」に対応する予定。E02SAと連携することにより、例えばユーザーが外出時など内線通話ができない場合に自動的に携帯電話に転送できるようになる。
なお、既存のユーザーに対しても、サポートサービスとしてファームウェアの更新を行うという。
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