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「中小企業にもっとブレードを」──日本HPがブレード型ストレージを発表

日本HPは、「HP BladeSystem c-Class」を構成する新製品として、業界初となるブレード型ストレージなど4製品を発表した。

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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月20日、同社が“第3世代”と位置付けるブレードアーキテクチャ「HP BladeSystem c-Class」を構成する新製品として、業界初となるブレード型ストレージ「HP StorageWorks SB40c」、AMD Opteron プロセッサ 8000シリーズを最大4個搭載可能なブレードサーバ「HP ProLiant BL685c」を発表した。併せて、すでにリリースされている「HP ProLiant BL480c/BL460c」について、クアッドコア インテル Xeonプロセッサを搭載した新モデルを発表している。発売はいずれも12月中旬から。


SB40cとBL685c。これでもうSANを構築せずに大容量データを格納できる

 今回注目すべきは、ブレード型ストレージ「HP StorageWorks SB40c」。従来、ブレードシステムで大容量のデータを使用する場合、エンクロージャ内にHDDを増設できないため、SAN接続の外付けストレージ装置が別途必要となり、これがブレードシステムへの移行をためらわせる一因となっていた。

 1台当たり146GバイトのSAS HDDを最大6台(876Gバイト)搭載可能で、エンクロージャ内には最大16台まで搭載可能なSB40cの投入により、こうした課題を一掃し、同社が提唱する“Blade- Everything(あらゆるシステムをブレードに)”の実現を推進したい考えだ。同社では、中小規模の環境におけるシステム統合などでの活用を提唱していくとしている。

 また、ブレードビジネスのさらなる成長を狙った新施策も併せて発表された。ブレードシステム専門の営業部隊の人員を倍増し、新たに「ブレードビジネス推進部」として再編成したほか、検証施設の拡充、さらに、HP BladeSystemのパートナー企業「HP BladeSystem Focus Partner」向けに、HP BladeSystem c-Classの販売を支援・促進する新販促プログラム「c-Class ロケットスタートプログラム」を提供する。

 価格は以下のとおり。

製品名 標準小売価格
HP StorageWorks SB40c 23万1000円
HP ProLiant BL685c 132万3000円
HP ProLiant BL480c 49万9800円
HP ProLiant BL460c 44万3100円

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